1.開会
副会長あいさつ(鈴木良昇 副会長)
日本の研究開発費はGDPの3%で世界一。ものづくりにかかるエネルギー効率も軒並み世界一。心配なのは、2100年になると日本の人口は4600万人、2300年には37万人にまで減ってしまうと言われていること。こうなると、どうしても外国人を雇用することが必要になる。ハイテクを支えているのは町工場の技術であり、これがあるのは世界でも日本だけ。ロボットの数を見ると日本は38万9千台あまりで世界一。第2位 のロシアは9万8千台、アメリカが8万9千台で第3位。こうした点から見ても、日本はものづくりの国であると言える。
東京スカイツリーの建設は墨田区にとって大きな転機でありチャンスである。これを起爆剤として、すみだの産業の活性化につなげていきたい。
すみだ中小企業センター館長あいさつ
先月、東京国際フォーラムで「イノベーションジャパン2008」という産学官連携の見本市が開催された。毎年、早稲田大学と一緒に出展しているが、今年はモビリティプロジェクトをPRしてきた。来年は、ぜひ試作車を展示したい。我々のブースの目の前には慶応大学のエリーカが展示されていた。スピードではかなわないが、我々は区内企業の力を終結して開発するというプロジェクトの中身で勝負していきたい。
今日は、試作車製作の進捗報告が中心になるが、活発な意見交換をお願いしたい。
2.議事
1) 試作車の進捗状況について
○区内企業の製作体制、作業分担について確認
・中国へ行っていくつかパーツを選定。
・カウル(ボディ)について
下半分は板金をメインに考えている。
ポリカの加工については、レニアスというメーカーに協力依頼。
・正確な図面を描くためのスケッチを進めている。
今月中にはフレームを組み上げる予定
・10月中を目途にボディの設計を行い、11月中旬から製作に取り掛かる。
展示会(1月24日)の2~3週間くらい前までには形にしたい。
○塗装、ハードコート面
○移動手段としての機能性を充実させていく方針
2)すみだ次世代モビリティ開発コンソーシアム事務局からの報告
小野田氏より、全国各地で行われている交通面での温暖化対策事業(環境省と国土交通省の共同補助事業)の事例を紹介。また、早稲田大学が開発したULV(Ultra Lightweight Vehicle::超小型軽量電気自動車)を使った環境負荷低減効果を測定する実証実験についても説明。
<主旨>
一覧表になった資料は、環境省と国土交通省が協力して展開している温暖化防止対策事業に認められた全国の事例をまとめたもの。
特徴としては、モノの開発や製作といった切り口では採択されにくくなっている。それよりは、それらをどのように使うかといった仕組みを構築したものが採択される傾向にある。
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これに採択されるには、地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に定められた地域協議会を作り、住民・専門家・行政が一体となって温暖化対策に取り組む基盤を整える必要がある。ここに上がっている地域は、この組織ができているところ(自治体名が記されているのは、補助金が支給されるまでに地域協議会を作ることを約束した地域)。この協議会を作るには墨田区の協力が不可欠になってくる。
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これは、目標を達成するための調査などをやるための予算で、一件あたりの額は2千万円~3千万円程度になっている。個々の内容としては目新しいものはなく、いくつかのパターンがある。①マイカーの抑制、公共交通の活用~カーシェアリングやモビリティマネジメント(需要にあわせた運行)、②コンパクトシティ(都市機能をコンパクトに集約して移動の効率化を実現する)のふたつ。墨田区には地域協議会の母体となりうる団体は既にある。地域協議会として登録する手続きは我々の方でもできる。例えば、荒川区の取組みは一言で言ってしまえばレンタサイクル。これで通るのだから、墨田区(のモビリティプロジェクト)は十分通る。ただし、最近は申請内容の実現性という点が重視されつつあるので、慎重に取り組む必要はある。
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実は今年度もこの補助金の申請を考えていたが、地域協議会をどうするかがまとまらなかった。地域協議会については墨田区の環境保全課も関わってくるので、我々だけでは進められなかった。この(すみだ新製品開発プロジェクト)実行委員会は現状で産学官のメンバーが揃っていて、既に地域協議会の要件は満たしている。区側の了承が得られればこの実行委員会を墨田区の地域協議会の第1号にしてもいいのではと考えている。地域協議会を作っておけば、これ以外にも使える補助金が出てくるので、地域協議会の設立に向けて墨田区と調整をしていきたい。
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このモビリティの活用による環境負荷低減効果を測定するための実証実験を、大学で開発したULVを使って行う。今年11月後半から12月一杯、中小企業センターと区役所間の移動に、公用車(ガソリン車)の代わりにULVを使うことで、どれくらいのCO2削減効果があるかを検証する(ドライバーは吉川)。
現在、ULVの3号機の製作をしている。その製作過程で、浜野製作所に(仕事として)協力してもらっている。今後こうした協力関係を多くの区内企業との間で展開できればと考えている。
3)その他
事務局より、資料に沿って下記について報告。
・ イノベーションジャパン2008出展報告
・ すみだ産学官連携クラブ第1回視察回(産業技術総合研究所)案内
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